患者さんのなかには自分の歯の形、色、歯並びについてコンプレックスをお持ちの方が多数いらっしゃいます。審美歯科はそのような悩みを様々な手法を用いて、改善する歯科治療です。
一般的に「形態美=機能美」と言われています。すなわち形態が優れたものは機能的にも優れるということです。このことは歯についても同様のことが言えます。
当院では見た目の美しさのみならず、噛み合わせなどを機能的にも改善することで、幼少期から老年期まで各個人にあった、患者さんの望む口元の「健康」と「美」を求めて治療を進めていきます。そのために、科学的な根拠に基づいた美容的、機能的な面を含んだ包括的審美歯科治療を行うことが重要だと考えます。
上顎左右中切歯を以前にメタルボンドにて補綴するも歯冠形態や周辺歯頚部との不調和などの審美的不満をいだいていた。
そこで、当院にてメタルボンドクラウンを除去し、ジルコニアクラウンにて再補綴し、患者さんの審美的要求を満たした。
患者さんは上顎右側側切歯において先天的な着色により歯の色調に審美的不満を抱いていた。そのため、歯の表面のみを削りラミネートベニア(陶材の板)を歯に装着し審美性の改善を図った。
全顎的なう蝕による審美障害を訴え来院した。患者さんは近日中に大切な用事を控えているためそれまでに前歯部のみ審美性の回復を望まれ且つ、できる限り侵襲の少ない治療を希望された。そこで、可能な限りコンポジットレジン修復にて審美的回復を図り、コンポジットレジン修復の適応外の上顎左側切歯・犬歯はジルコニアクラウンにて補綴し審美障害を改善した。
患者さんは上顎両側中切歯の審美障害並びに上顎左側中切歯の根尖部付近の違和感を訴えていた。上顎左側中切歯は不適切な根管処置だったため当院にて再度根管処置を行い症状はなくなる。仮歯にて長期間経過観察をし、症状の再燃がないことを確認後、上顎両側中切歯をジルコニアクラウンにて補綴し審美障害を改善した。
患者さんは上顎前歯部のう蝕や装着されているクラウンの形態・色調などによる審美的不満を抱いていた。
そのため、上顎前歯部のう蝕処置や根管治療、歯周治療などを施した。
その後、審美性に優れた、ジルコニアオールセラミッククラウンを上顎前歯部に6本装着し審美的改善を図った。
患者さんは上顎前歯部においてや補綴物や周囲軟組織との不調和(歯肉退縮など)の審美的不満を抱いていた。
そのため、上顎中切歯部、上顎側切歯部に結合組織移植を施術し、ジルコニアオールセラミッククラウン(4本)にて審美的改善を図った。
術後、歯肉の厚みが増し補綴物との調和もとれ患者さんは大変満足している。
患者さんは装着されているクラウンの形態や色調、上顎両側側切歯の色調などの不調和を理由に上顎前歯部の審美的不満を抱いていた。
そのため、上顎両側中切歯に装着されていたクラウンを除去し、さらに上顎両側側切歯の前処置をした。
その後、審美性に優れたポーセレンジャケットクラウン(金属を一切使用しない陶材のみで作られたクラウン)を装着し、審美性の改善を図った。
唇側に転移した上顎左側犬歯(八重歯)が保存不可能となり抜歯した後、上顎左側側切歯と上顎左側第1小臼歯にメタルボンドクラウンを合着した。
しかし、抜歯に伴う骨吸収により上顎左側側切歯と上顎左側第1小臼歯間の歯肉が退縮(歯肉が痩せて下がった状態)し審美性に欠けていた。
そこで、結合組織移植術などの処置(Muco-gingival-Surgery)を行い審美性を獲得した。
長年の治療に基づき考察された、当院のインプラントに関する論文は、国内でインプラント治療をしている先生の中ではもっとも著名で、多くの歯科医師がインプラント治療を行う上で参考にしているインプラント専門誌「Quintessence DENTAL Implantology」でもたびたび掲載されています。